08.
2016
![]() ![]() ![]() ★FIL 2016'Autumn Fashion 特集★ LEATHER MUSEUM COLLECTION 〜レザーバッグ作家・Tsunoo インタビュー〜 9/2よりスペースSYMBIOSISにて開催されるオーダーレザーバッグの展示会「 LEATHER MUSEUM COLLECTION」。作家はデザイナーであり、職人でもあるTsunoo。全て手作業で作られるバッグはモダンかつラグジュアリー!ハードなテイストがドレスにも、マニッシュなスタイルにも似合う珠玉の逸品です。一年待ちのオーダーであるにもかかわらずファンが多いという人気ブランドでもあります。今回のFILは、作家・Tsunooへのインタビューです。 ●20代は修行の日々。29歳の時に世界の革製品を学ぶため、海外へ…● ――簡単なプロフィールと現在の活動を教えてください。 ★Tsunoo 18才の時に趣味で革を触り始めたのがきっかけです。学生の時はグラフィックデザインを学んでいて、卒業後はインテリアデザイナーも経験しました。22才の時に本格的に革製品作りを学び始めて今に至ります。現在は展示会での作品発表と受注生産を基本に活動しています。 ――バッグを作るきっかけになったのは?昔、世界を旅していたとお聞きしましたが、旅と今の仕事は関係があったのですか? ★Tsunoo 20代の頃は技術を学ぶ期間だと思っていたので修行の毎日でした。どんな物でも形に出来る知識と技術が必要だと思ったのです。革を材料に何かを制作する場合、最終的に技術を集約した物が自分にはバッグでした。そして自分の作りたい物を明確にする為に旅が必要でした。例えば、ヨーロッパにはファッションとしての革製品があり、アメリカやカナダには先住民の作る道具としての革製品があります。南米には作りはチープでも味のあるデザインのお土産のような革製品もあり、アジアではノーブランドでも面白い革製品がある。それらを見て回る為にブランド立ち上げ前の29才の時に一年間程旅に出ました。 ![]() ●作品自体に威厳とも言えるような雰囲気を持たせる事が大切。それは技術ありきで表現出来るデザイン● ――Tsunooさんの作るバッグはモードでありながらもラグジュアリーですが、制作に対して大切にしていることはなんですか? ★Tsunoo ファッションは終わりが無い物だと思いますので、デザインは自由だと思いますが、作った物の質は別の話です。例えば、同じデザインの物をアジアの工場で作るのと、イタリアの職人が作った場合は明らかに何かが違います。その何かとは作品が身にまとう雰囲気だと思うのです。誰も気が付かないような細部の作りに拘り、人の感性に好まれるバランスを練り込む事で始めて完成する。作品自体に威厳とも言えるような雰囲気を持たせる事が職人としてもデザイナーとしても大切にしている事です。そしてそれは技術ありきで表現出来るデザインなのです。 ――制作のインスピレーションの源はありますか? ★Tsunoo 簡単に言うと「この世の全て」です。自然には美しいラインがあり、機械には構造の美しさがある。蝶には模様があり、街には沢山の物が溢れている。そのインスピレーションの断片をつなぎ合わせる事が根底にあります。子供の頃に好きだった物に答えがあると思っています。 ![]() ●価値のある宝物のように、少しだけ背伸びをして持って欲しい「Tsunoo」のバッグ● ――Tsunooさんは男性物より、主に女性のバッグを中心に作られていますが、その理由はなんですか? ★Tsunoo 男性が求める物よりも、女性が求める物の方が表現は自由です。バッグをキャンバスと考えた時に自分が表現したいものを描けるのが女性物なのです。本来バッグは道具ですが、現代ではアクセサリーにカテゴリーされています。アクセサリーならば自由で良い。そしてアクセサリーならば女性を美しく飾る事が大事な事であり、価値のある物に作り込む事が大切だと思っています。表現者としては面白いですね。 ――どんなシチュエーション、どんな女性にTsunooのバッグを持って欲しい…と思ってますか? ★Taunoo 僕が決める事では無いとは思いますが、あえて例えるならば、少しだけ背伸びをして持って欲しいと思います。毎日使って頂かなくても良いのです。ワードローブにある特別なバッグだと思って頂ければ嬉しいですね。市場のブランドと比べるとTsunooの製品は圧倒的に少ないです。多くを作る事は望んでいませんし、不可能ですので。やはり価値のある宝物のように思って持って頂ければ嬉しいですね。 ![]() ![]() ●ファン待望の「LEATHER MUSEUM COLLECTION 」の内容とは?● ――今回、9/2からのスペースSymbiosisでの展示会では、どんな作品が並ぶのでしょう? ★Tsunoo 今回は、数は限定してしまうのですが、始めての試みとしてエナメルレザーを使った作品を発表します。よりアクセサリーとして意識したミニバッグです。「tool bag」というデザインなのですが、本来はオートバイの工具を入れる為のシンプルな形のバッグを、女性が持ち歩くツールを入れるバッグとして捉えて表現しました。エナメルレザーは10色ほどご用意しようと思っていますので、お好みの組み合わせでお作りする事が出来ます。また、年に1回のミュージアムコレクションですので、過去の作品もバリエーションを変えて展示します。茶色のパイソンレザーや毛皮など限定の革もありますので、鮮やかな組み合わせもオーダー可能になります。 ――それは楽しみですね! 最後に…Tsunooさんの人生は色で例えると何色でしょう?その理由も教えてください。 ★Taunoo 考えた事も無かったのですが、例えるならば深い碧でしょうか?毎年少しづつ深くなっていく色のような気がします。僕の人生は言わば重ね塗りです。薄い碧を毎年塗っていくように、技術やセンスも積み重ねていく。経験とでも言いましょうか。そのうち黒になってしまいそうですね! ![]() ◆Autumn mode exhibition◆ 「Tsunoo 2016A/W BAG Collection」2016年9月2日(金)- 9月11日(日) 9/2(金)より、「Tsunoo 2016A/W BAG Collection」展示会をスペースSYMBIOSISにて開催します。 ■バッグブランド[Tsunoo](ツノオ) 作家でありながら、自らも職人として15年以上のキャリアを持つデザイナーTsunoo。 2007年、自身の名前をブランド名として「Tsunoo」を立ち上げました。 バッグもアート同様に作品として大切にされたい。多くを作る事は出来なくても、ひとつひとつに思いを込めて、持つ人の人生を華やかに飾る事のできるようなバッグを作りたい。 その思いはやがて小さなミュージアムとなります。世界各地の上質な皮革素材を使用し、全ての工程がハンドメイドにより生み出される繊細な作品は、現在の大量生産では表現することの難しい特別な雰囲気をもっています。技術に裏付けされたデザイン、少数生産を基本に製作される希少性、そして長きに渡り愛される手仕事による物作り。その全てが「Tsunoo」の世界観です。 企画:Fortuna ●「Tsunoo」HP http://www.tsunoo.info/main.html ●スペースSYMBIOSIS HP http://space-symbiosis.com/schedule/ ●日時:2016.9.2(金) - 9.11(日) 会期中無休 入場無料 ●会場:SYMBIOSIS 札幌市中央区南2西4 SYMBIOSISビル1F ●お問い合わせ/Fortuna(フォルトゥーナ)TEL 011-210-0199 ●FIL Backnumber(2009年〜2010年)/http://www.fil-sapporo.com/fil 2011.03 2011.04 2011.05 2011.06 2011.07 2011.08 2011.09 2011.10 2011.11 2011.12 2012.01 2012.02 2012.03 2012.04 2012.05 2012.06 2012.07 2012.08 2012.09 2012.10 2012.11 2012.12 2013.01 2013.02 2013.03 2013.04 2013.05 2013.06 2013.07 2013.08 2013.09 2013.10 2013.11 2013.12 2014.01 2014.02 2014.03 2014.04 2014.05 2014.06 2014.07 2014.08 2014.09 2014.10 2014.11 2014.12 2015.01 2015.02 2015.03 2015.04 2015.05 2015.06 2015.07 2015.08 2015.09 2015.10 2015.11 2015.12 2016.01 2016.02 2016.03 2016.04 2016.05 2016.06 ![]() ★時代に左右されない…ある意味、時代を完全に無視した素敵な「喫茶店と本」「レコード」「スナックと唄」を毎月ご紹介していきます。
![]() ●FORTUNA (フォルトゥーナ) レディースインポートブティック。パリ、イタリア直輸入のスタイルを提案。本場のエスプリを札幌に… http://fortuna.frenchkiss.jp/ ●アトリエJD PARIS/ヘアサロン パリでの技術を札幌で。パリトップヘアーデザイナーのスタイルを継承した大人のサロン 。 http://atelierjdparis.com ● grasp (グラスプ)レディースインポートブティック。ヨーロッパ&国内ブランドをミックスしたセレクトショップ。 http://www.grasp.cc/ ● VERGUNDI (バーガンディ) パーティースタイルをトータルコーディネイトする、お洒落なレンタルブティック。 http://www.vergundi.com ● Aim (エイム) 世界からやって来たビーズが 表情豊かに人を彩るビーズ専門店。アクセサリーのお直しやオーダーも可能。 http://www.ai-m.jp ●Takechas Records (タケチャス・レコーズ)札幌の小さな音楽ソーホーから発信するレコード・CD/DVDなどを中心とした お洒落なWEBショップ。 http://www.takechas.com ●ouchi (カレー&ごはんカフェ・おうち) 女性一人でも気軽に入れる、お酒とスープカレーのカフェ。美味しいランチもおすすめ! http://www.mamma-cr.com/ouchi/ ●スナック 糸 (スナックいと)時代はスナック!昭和meetsバブルノスタルジー 。姉妹店「ザンギBar 衣(ころも)」もOPEN。 http://twitter.com/snack_ito ●伝統漢方からさわ薬局 困ったらここへ…心の痛みと腰痛に強い、漢方相談薬局 。 http://www.kanpo-karasawa.com ●D&C (ディーアンドシー) 女性ならではの感性を生かした、優しくやわらかい店舗デザイン。 http://www.dandc.jp/home/info ● Ca et la (サエラ) すべての女性の美肌とリラクゼーションに 。家庭的な癒しサロン。 http://www.saera-e.com/ ●Plumeria Garden (プルメリア・ガーデン)隠れ家的な癒しのサロンで、疲れたカラダにご褒美を。オイルマッサージがおすすめ。 http://ameblo.jp/plumeria--garden/ ●Powder (パウダー)もっときれいになる、プライベート・メイクレッスン。濃くないのに確実に美しく…! http://www.powder.jp/ ● AI KOMORI (アイ・コモリ)大人女子の個性派ウエディングリング 。モードな雰囲気がお洒落です。 http://www.aikomori.com ●kreis (クライス)とっておきのふたりに…ウェディングリングの専門店。 http://www.kreis-w.co.jp ●SILKS (シルクス)上質なペーパーアイテムで、大人婚の演出をお手伝い 。 Webは只今、工事中です。 ●北海道アルバイト情報社 北海道の元気に向かう様々な活動を積極的に応援する情報社。 http://www.haj.co.jp/ ●MIDORIUM DESIGN(デザイン)シンプルで素敵なデザイン、HP製作など素敵です。 http://www.midorium.com/ |
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