5. 2014





20代で札幌を飛び出し、ロンドンで20年間。洋服を創り続けるファッション・デザイナーの斉藤麻由美さん。
イギリスの有名デザイナー、故アレクサンダー・マックイーンのアトリエ等、
海外で様々な経験を経て、今もロンドンの一線で洋服を創り続けています。
現在の彼女の「仕事・ファッション・海外で生きるということ」を
本人のブランドである「blue stone」20周年を記念してインタビュー致しました。



●何故イギリスに? 経歴を教えて下さい。

10代の頃から、ロンドンの音楽とファッションにとても興味があり、
札幌ドレスメーカー専門学校の研修旅行で、初めてロンドンに来ました。
そしてロンドンの街がとても気に入り、
「次に来る時は、絶対にここに住みたい」と思ったのがきっかけでした。

ロンドンには独特のサブカルチャーやストリートスタイルが有り、
札幌の生活と比べると、かなり魅力的でした。
自分のテイストに最も近い場所。
直感的にそう思いました。


●大きなブランドのアトリエで働いて得たものとは?

クリエイティビティとチャレンジ精神。
続けて行くという事の大切さ。



●海外でファッションの仕事をする良さと大変さは?そして必要な事は?

素晴らしいクリエーションやそれを創りだす人達の生の声が聞ける事。
実際にその製作工程が見られる事。
そしてやっぱり大変なのは、周りとのコミニュケーション。


一番大切でありつつ、母国語が通用しないので、日々の努力はかかせません。
いつも常に勉強です。


●服を創るときに大切にしている事とは?

クオリティと愛着。
10年経ってもまた着たくなるような、飽きのこない
「自分をスペシャルにしてくれる服」を創りたいと思っています。


●20年間海外で服創りを行ってきた今、感じている事を教えて下さい。

自分の中で、少しずつクオリティの高いものが創れるようになって来たと感じている反面、
まだまだ、もっともっといい物を創り続けたい。そんな気持ちです。

今後、新しい事にも挑戦していきたい。
そのためには、常に素敵な物や人との出会いを大切にすること。


これからも私らしい、こだわりのある製作を続けて行きたいと思っています。

●あなたにとって洋服とは?
ライフスタイルです。




☆インタビューを終えて…☆
有名デザイナーのアトリエに入れたのも、自らデザイナー自身に連絡をとりアピールをしたから…と話す斉藤さん。
待っているだけではなく洋服に対する熱い思いと行動があったから、今があるのかもしれません。

今月30日に彼女のブランド「Blue Stone」の20周年のファッションショーが行われます。
続けること、かたちにすることの大切さを感じたインタビューでした。









■FORTUNAプレゼンツ、BlueStone 20周年記念ファッションショー
2014'Fall and winter collection ” Post Art Deco“


5/30(金)19:30より 宮の森ミュージアムガーデンにて、
イギリスのブランドBlue Stoneの2014秋冬コレクションのファッションショーを開催致します。

Blue Stoneのデザイナー斎藤麻由美さんは、
イギリスの有名デザイナー故アレクサンダー・マックイーンのアトリエでも働いていた経験を持つ札幌出身のデザイナーです。
20年Londonで洋服を創り続ける彼女を迎え、トークショーも。
今回はお食事もゆっくり楽しんで頂きたい為、宮の森ガーデンオリジナル・フルコースディナーに致しました。

今回はアールデコを思わせるような、レトロなスタイルのblue stone。
秋に迎える美しいファッションと共に…
美味しく華やかなお食事もお楽しみください。
定員50名 要予約。


■FORTUNAプレゼンツ、BlueStone 20周年記念
「2014'Fall and winter collection ” Post Art Deco“」


日時/2014年5月30日 19時開場、19:30スタート
会費/5800円 (フルコースディナー付き)
会場/宮の森ミュージアムガーデン
札幌市中央区宮の森二条11-2-1
電話 011-612-3500
予約&お問い合わせ Fortuna 011-210-0199






★時代に左右されない…ある意味、時代を完全に無視した素敵な「喫茶店と本」「レコード」「スナックと唄」を毎月ご紹介していきます。



Cafe & Book

★第一回 喫茶店と本 / 兼田広樹
「喫茶・軽食 葦」と
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」

西18丁目。葦。

地下深め。灯り暗め。フロア広めの席多め。
電波弱め。湿度高め。ホット軽めの味薄め。

穏やかに流れるイージーリスニング。
キッチンのテレビとマッシュアップ。
ポールモーリアに設楽統。合います。

マスターとテレビの、
会話も弾んでいます。

長居してしまいました。

店名の由来は、聞くことができませんでした。
何より私は、パンセよりもポンセが好きです。

店を出る背中にマスターの声。
ありがとうございますの一言。

そこは「葦がとうでしょ」。違うか。

さて。木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか。

待ちに待った文庫化。
クラッチにすっぽり。

男だらけの日本格闘史。
一夜漬けに打って付け。

備えあれば憂いなし。

ある朝起きたら男になっていた。
そんなピンチに使える一冊です。

さめざめ泣くより、
髭を剃りましょう。

男とは。強さとは。

興味のない方はせめて木村の師匠、
牛島辰熊を画像検索してください。

超絶イケメンです。


■喫茶・軽食 葦
札幌市中央区南一条西17-1 同協ビル B1F
■「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」 (新潮文庫)


●プロフィール
兼田広樹(SILKS代表)
ブランディングの仕事をしています
大人なのに読書感想文を書いてます
http://kanetatohon.blogspot.jp





Record


★vol'1 タケチャスのチャス・エンターティメント
/ 井上武

〜由紀さおりの華麗なる世界は、後引く哀感がバツグンッス!〜
「 由紀さおり 手紙/生きがい 」 [LP]

全くもってタイムリーじゃない話題でソーリーベイベー(C:福山雅治)ですけれども。 今回はアメリカの大所帯ジャズ・アンサンブル 「 ピンク・マルティーニ 」とのコラボアルバムからの逆輸入的再ブレイクも記憶に新しい、軽やかなるエンターテイナーの作品をご紹介 。

シンガーでありつつ、バカ殿の腰元役などで見せる希代のコメディエンヌぶりに女優、そして事務所社長にして稼ぎ頭。前述アルバムに繋がる偶然の出会いもチャンスと捉え自分のモノにするなど営業マンとしても抜群!これぞ正にお手本すべきパイセンなのではないか強く感じます。

何よりも妖艶でありつつお上品、 「 SHOW-YA 」 で言うなら ” ナオン ” 。そう、今でもバリバリ綺麗な「女性」なままなんスもの!ブログのタイトルからして「はじめの一歩 ー日々生ききるー 」ですからね。矜持が違うってモンです。

数少ない現役感を漂わせる昭和の名シンガーによる、妖艶(だけど薄幸っぽい)メイクも印象的。ヨーロッパの香りとエレガントな歌謡曲エッセンスが漂う1971年傑作アルバム。

機会がありましたら是非聴いてみてみてくださいましまし。ということで… チャス、三つ ( C:マチャアキ風で ) !


●プロフィール:Takechas Records / 店主 ・タケチャス
「 ジャンルレスでグッドミュージック 」 をモットーに、小さな音楽ソーホーから世界へ日々発信するレコード・CDのセレクトショップ「タケチャス・レコーズ」 。イベントの BGM や出店にも積極的に取り組む、 ” 顔の見えるネット・ショップ " の名物店主は人懐っこいが人見知り、甘いモノには目がないシリアルいやさシニカル系中年男子。
http://www.takechas.com



スナックと唄

〜スナック糸 モリ夫ママの〜
★第一回 垂乳根の母を背おいて、
そのあまり軽きに泣きて3曲カラオケ


カラオケ。KARAOKE。

「私が若かりし頃は8トラだった」
「LDで一曲百円だった」
「カラオケBOXは本当にBOXだった」等。

世代でカラオケデビューの仕方は様々でしょうが、
今や通信でショボいとこでも七万曲、
多いとこで10数万曲。

カラオケの好き嫌いは別として
歌いたい曲が一曲もないなんてありえない時代。
そんなカラオケについてわたくし、
スナックのママと言う立場から
「◯◯◯とカラオケ」と題して語らせていただこう。

が、もう文字数があまりないから、コンセプトがっぷり無視で
「カラオケあるある」で締めくくらせてもらう!

★「スキャンダルが勲章さ」
「私伝説」「ぎんぎらマッチ」等メドレーのタイトルダサい。

★リアルタイムにお亡くなりになられた人の曲、
もしくは捕まったアーティストの曲は、やたら歌われるが、
なぜか「結婚、出産」等のハッピーなニュースでは歌われない。

★レイパーカーJr.の「ゴーストバスターズ」。
うけ狙いで入れてみるが、
最後まで歌いきる人いない。


以上!


●プロフィール
札幌育ち。
スナックのママ。
姉妹店「ザンギBar 衣(ころも)」もオープン。







●FORTUNA (フォルトゥーナ) レディースインポートブティック。パリ、イタリア直輸入のスタイルを提案。本場のエスプリを札幌に…
http://fortuna.frenchkiss.jp/

●アトリエJD PARIS/ヘアサロン パリでの技術を札幌で。パリトップヘアーデザイナーのスタイルを継承した大人のサロン 。
http://atelierjdparis.com

● grasp (グラスプ)レディースインポートブティック。ヨーロッパ&国内ブランドをミックスしたセレクトショップ。
http://www.grasp.cc/

● VERGUNDI (バーガンディ) パーティースタイルをトータルコーディネイトする、お洒落なレンタルブティック。
http://www.vergundi.com

● Aim (エイム) 世界からやって来たビーズが 表情豊かに人を彩るビーズ専門店。アクセサリーのお直しやオーダーも可能。
http://www.ai-m.jp

●Takechas Records (タケチャス・レコーズ)札幌の小さな音楽ソーホーから発信するレコード・CD/DVDなどを中心とした お洒落なWEBショップ。
http://www.takechas.com

●SNOW RAINBOW (カフェ・スノーレインボー)癒しの家具に囲まれた、焼きたてワッフルと美味しい珈琲。
http://www.dandc.jp/home/info

●ouchi (カレー&ごはんカフェ・おうち) 女性一人でも気軽に入れる、お酒とスープカレーのカフェ。美味しいランチもおすすめ!
http://www.mamma-cr.com/ouchi/

●スナック 糸 (スナックいと)時代はスナック!昭和meetsバブルノスタルジー 。姉妹店「ザンギBar 衣(ころも)」もOPEN。
http://twitter.com/snack_ito

●伝統漢方からさわ薬局 困ったらここへ…心の痛みと腰痛に強い、漢方相談薬局 。
http://www.kanpo-karasawa.com

●D&C (ディーアンドシー) 女性ならではの感性を生かした、優しくやわらかい店舗デザイン。
http://www.dandc.jp/home/info

● Ca et la (サエラ) すべての女性の美肌とリラクゼーションに 。家庭的な癒しサロン。
http://www.saera-e.com/

●Plumeria Garden (プルメリア・ガーデン)隠れ家的な癒しのサロンで、疲れたカラダにご褒美を。オイルマッサージがおすすめ。
http://ameblo.jp/plumeria--garden/

●Powder (パウダー)もっときれいになる、プライベート・メイクレッスン。濃くないのに確実に美しく…!
http://www.powder.jp/

● AI KOMORI (アイ・コモリ)大人女子の個性派ウエディングリング 。モードな雰囲気がお洒落です。
http://www.aikomori.com

●kreis (クライス)とっておきのふたりに…ウェディングリングの専門店。
http://www.kreis-w.co.jp

●SILKS (シルクス)上質なペーパーアイテムで、大人婚の演出をお手伝い 。
Webは只今、工事中です。

●北海道アルバイト情報社 北海道の元気に向かう様々な活動を積極的に応援する情報社。
http://www.haj.co.jp/

●MIDORIUM DESIGN(デザイン)シンプルで素敵なデザイン、HP製作、かなりおすすめです。
http://www.midorium.com/








今月からFILが新しいフォーマットになりました…!前のスタイルも好きでしたが、よりシンプルなデザイン、内容に変更したくなりました。それは読み切れないほど情報が溢れてきている今、創る方も読む方も無理のないカタチにした方が良い気がしたのです。

FILもはじまって今年の7月で6周年。皆様に支えられてここまで続けることができました。本当にありがとうございます。いろいろ考えた末、その感謝を表すのは「やめないこと」だと思いました。今回の斉藤麻由美さんがお話していたように…どのようなものでも、続けていく事が大切な気がします。その先に何かが見えてくる気がするのです。

コラムのお三人は私の中でセンス最高!と思う方達にお願い致しました。素敵なWebデザインは蒲原みどりさん。これからも微力ながら、札幌の素敵な人・物・場所・事柄 をちびりちびりとご紹介していきますので、この小さなWebサイト「FIL」を読んでいただけたら幸いです。今後とも宜しくお願い致します。(T)






●FIL Backnumber(2009年〜2010年)/http://www.fil-sapporo.com/fil


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