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伝統漢方からさわ薬局
http://www.kanpo-karasawa.com
唐澤豪貴さん
A1
漢方の仕事をしていると当然ですが難しいご相談も多々あり、壁にぶつかることはしょっちゅうです。技術的・理論的に足りないものは調べ、それを強化して前に進みますが、それでも無力感に襲われることは多々あります。
そんなとき、私が読み返すのは師匠の言葉です。過去にいただいたメールを抜粋したものやノートをMac、iPhone、iPadからいつでも読めるようにしています。不思議と何かしらのヒントがみつかります。
心理的なことも含めて、師匠も同じ苦しみを超えてきたことがわかると自分も進もうと思います。
もうひとつは、昨年の夏から自転車に乗るようになりました。モヤモヤしていても、仕事帰りに自転車に乗って20kmとか30kmとか走っていると、小さなことはどうでも良くなります。
dailymileというサイトで仲間と走行距離を競っています。これが励みでとにかく走る。走ったあとはすっきりとして、ヤル気も充電される感じがします。師匠とのつながり、自転車仲間とのつながり、心の支えはやはり人とのつながりだなと思っています。
漢方専門になっても、昔から扱っているこれらの家庭薬はできるだけ販売を続けて行こうと思っています。
A2
漢方相談では患者さんに応じて必要な物を選ぶのでヒット商品というものはありません。あえて挙げるとすると、50年以上やっていて黙っていてもずっと売れ続けている常備薬がいくつかあります。例えば「ロン三宝K」という風邪薬。
これを作っている三宝製薬は「トフメル」という傷薬を戦前から作っている家庭薬の老舗メーカーです。薬用はみがきの「三宝歯ぐきみがき」、痔の薬の「新エフレチン」シリーズ、そして風邪薬の「ロン三宝K」
どれも垢抜けず、また目新しい成分が入っているわけでもないのに、「これじゃなきゃ!」と言われて長く愛用されています。同じような成分でも混ぜ方や製造工程の工夫で良し悪しが出るのです。
漢方専門になっても、昔から扱っているこれらの家庭薬はできるだけ販売を続けて行こうと思っています。
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